美術・工芸特別講義のお知らせ
「美術・工芸特別講義」は、美術・工芸の各分野において実践的に活躍し、豊富な造形活動の経験と表現作品への深い造詣を持つ作家を講師として本学に招く、全4回の授業です。
講師・講義テーマ一覧

2021年11月5日(金)
私の作品について—制作と展示
三沢 厚彦
制作や展示を通して、彫刻に纏わる様々な思いをお話しします。制作現場や展示の画像を見ていただき、作品そのものについて、作品や場所性について、そして展示構成などにもついてもお話しできればと思います。
北九州市立美術館 ANIMALS 2021 KITAKYUSYU 開催中
2021年9月18日(土)〜11月7日(日)

2021年11月19日(金)
アーティストがニューヨークで育児をするということ
荒木 珠奈(アーティスト)
'90〜’00年代はメキシコと日本を往復しながらの活動、2012年に子連れでニューヨーク市に移住しました。私の周りにもNYで育児をしながら、アートの世界で活動をしている日本人アーティスト、キュレーター、研究者がいます。私自身も学生の時には漠然としていたし、ロールモデルもいなかったアーティストとしての将来、結婚、育児等…30〜70代の友人達と私自身の、生活やアート活動についての体験談を交え、お話ししたいと思います。

2021年12月10日(金)
CRAFT PRODUCT
辻野 剛(fresco代表・プロデューサー・デザイナー)
「自分自身の経験のなかで集積された情報と、その解釈の上に醸し出された考え方について」です。
完全ではない状態ではあるものの、自己の表現を切り離したもの作りが如何に有用で価値があるか。現在ものつくりに携わっている、或いは始めようと考えている人に伝えたい内容です。それぞれのものつくりを改めて考える好機になれば嬉しく思います。
クラフトのなかでも技術の修得が難しいと考えられる吹きガラスを30年以上も続けてきました。その領域を通じ、古典的な技法はそのままに、新たな価値を暮らしにもたらすには・・・そんな内容になると思います。

2021年12月17日(金)
『形而上』と『形而下』と『ワタシノカタチ』の話
田中 千絵(金属造形作家)
『ワタシ』を取り巻く形而上のモノ達は私を混乱させ思考の淵へと落として行く。そこで出会う言葉やイメージは形而下『ワタシノカタチ』となる。その推移と作品制作の実際をレクチャーいたします。