カリキュラム

修士課程

専門科目群

 

建築設計論

江尻憲泰、◎山下秀之、飯野由香利

前期

講義

2単位

 

授業の概要及びテーマ

実学である建築の革新性、多様性、および地域性を踏まえた、意匠設計・構造設計・環境工学について学ぶ。
【A 意匠設計】
時代を切り拓く建築ができる上で、必ず革新的な発想が欠かせない。本講義では「発想のメカニズム」をテーマに、下記の2つの事例をとりあげる。人が革新的物事を生み出す際の思考プロセス、および発想から設計・建設にいたるまでの知識と技術を、綿密に実務的に修得する。
【B 構造設計】
構造設計は数式の羅列との印象が強いが、計算だけでは成立しない。構造システムとして成立して初めて構造計算に至る。構造システムを考えるには、経験と感性が必要となる。本講義では、ラーメン構造や壁式構造等の従来のシステムではなく、特殊な構造を考えることからはじまり、架構模型を造ることにより力の流れや外力に対する方法を修得する。
【C 環境工学】
身近な熱・光・空気・音環境に興味を持ち、これらの現象(メカニズム)を理解し、総合的に捉える素養を養成する。さらに、環境問題や将来の環境の動向に関する知識と技術を修得する。

達成目標

建築設計の実務の場において、革新的な発想を実現する力を身につけること。計算では無く、構造システムを創造できるようになること。身近な温熱環境の現象について分析でき、環境問題や将来の環境動向に積極的に取り組めるようになること。

授業計画

01 東京国際フォーラムのガラスキャノピーを題材に、全ガラス構造体の「デザイン」について

02 同、「技術」について

03 同、「建設」について

04 横浜客船ターミナルを題材に、先駆的現代建築の「デザイン」について

05 同、「技術」について

06 同、「建設」について

07 材料力学の歴史

08 橋の歴史

09 テンセグリティー構造

10 特殊な構造

11 構造模型の講評会

12 温熱環境のメカニズム

13 光・空気・音環境のメカニズム

14 建築内外の複合環境と設備による制御

15 環境問題や今後の環境動向

(内容や順番が前後する可能性あり)

成績評価基準

A/意匠設計:「自身の建築作品のオリジナリティについて」小論文(100%)
B/構造設計:課題の構造模型をつくりお互いに講評する。学生による講評点(30%)、教師による講評点(30%)、課題条件への適合点(40%)
C/環境設計:環境に関するレポート(70%)や環境調査結果(30%)に関するレポートの評価と発表の講評。
以上の総合評価点を、成績とする。

テキスト

構造・環境:適宜、資料を配付する。

参考書・参考資料等

A/GA JAPAN 誌掲載の論考「発想のメカニズム」、山下秀之著
B/材料力学史 S.P.ティモシェンコ著 鹿島出版会、構造と感性 川口衛 法政大学建築学科同窓会
C/図説テキスト 建築環境工学、加藤信介・土田義郎・大岡龍三著、彰国社

履修希望者への要望・事前準備

A/パリにポンピドーセンターが出現した時、賞賛したのはNYタイムズだけ。その他すべてのメディアがこきおろした。もちろん大多数のパリジャンも嫌悪した。しかし今ではパリに欠かせぬ建築である。時代を切り開いた偉人達の軌跡をよく知ることは、君たちの創作に深く影響を与える。オリジナリティに対する憧憬と高揚を持って挑んでほしい。
B/自分に構造の才能があるとかないとかは、決めつけないこと。まず、骨組みを考えることから始め、思考錯誤を繰り返すことにより構造に対するセンスを養って欲しい。
C/身近な環境や環境問題に目を向け、熱・光・空気・音環境に関する現象のメカニズムを探求する習慣を養成して欲しい。さらに、居住者や利用者の健康と快適性に配慮しながら、設計や実生活を送ることのできる素養を身につけて欲しい。

各部署連絡先

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採用情報

学長選考会議

長岡造形大学

〒940-2088 新潟県長岡市千秋4丁目197番地

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