民家における煙出(櫓)

菊池 幹太

世界遺産の構成資産である、近代養蚕農家建築の田島弥平旧宅や高山社跡にはある換気装置の煙出(櫓)が、同じく養蚕農家であった祖父の家には無いことに、嫉妬心や好奇心を刺激されて始めた研究。かつて文化庁によって行われた民家緊急調査等の資料を基に、3,700件以上の民家で煙出(櫓)の有無や、数、位置、下部装置との関係、養蚕との関係等を集計した。そうして得られたデータベースから煙出(櫓)の地域ごとの傾向や、東日本と西日本での利用目的の差異等を考察した。