大学院 森本准教授が株式会社イトーキと共同研究
株式会社イトーキと本学大学院の森本康平准教授が共同研究を行い、その成果が公開されました。
森本准教授は、イトーキが9月1日から発売した「サリダPSラック」に取り付ける、アドオンパーツの開発を行いました。
森本准教授が開発したパーツは、3Dデータで無償で公開されています。
「サリダPSラック」を購入したユーザーは、ユーザー自身の必要に応じてパーツを3Dプリンターで出力し、ラックをカスタマイズすることができます。
森本准教授が開発した、3Dプリンターで出力できる「PSラックアドオン」
(画像は出力後の使用イメージ)
イトーキ「サリダPSデスク・ワゴン・ラック」
- アドオンパーツ3Dプリンター用データについてはこちら(外部サイト)
https://shop.itoki.jp/shop/pages/psrack-addon.aspx
- イトーキのプレスリリースはこちら(外部サイト)
森本 康平 准教授のコメント
近年、環境負荷の低減や多様なユーザーニーズへの対応など、製品に求められる要素は増加の一途を辿っています。しかし、多くの配慮を盛り込むことは、製造エネルギーや材料使用量の増加に繋がる可能性もあり、一つの製品に全ての要求事項を共存させることは、ますます困難になりつつあります。
3Dプリンターをはじめとしたデジタルファブリケーションの普及は、パーツを1個から製造することを可能にし、ユーザーごとのカスタマイズの道を開きました。
そこで、メーカーが適正品質の製品を効率的に量産し、ユーザー自身が製品単体では到達できない個々のニーズへの最後の一歩を、デジタルファブリケーションを活用して埋めていく。そのような仕組みを構築することで、相反する課題を解決できるのではないかと考えました。
今回提供するパーツを組み合わせることで、自身の使い方に適したデスクシステムにアップグレードすることができ、自身でデータ作成ができる人は新たなパーツを開発することで、より効率的な作業環境を構築が可能となります。
このプロジェクトは、製品と利用者との間に生じる多様なギャップを埋めるプロダクトの提案であるとともに、メーカーとユーザーの関係性を再定義する取り組みであると捉えています。
ぜひ今回のアドオンパーツの提供をきっかけに、多様な使い方を模索してみてください。
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