木村 勉 名誉教授が台湾政府から国家文化資産保存賞を受賞
2017.06.29
活動実績
本学の建築・環境デザイン学科(文化財保存分野)で長きにわたり活躍された、
木村 勉 名誉教授が台湾政府から国家文化資産保存賞を頂きました(保存貢献類で受賞)
この国家文化資産保存賞は数年前から始まって以来、日本人として初めてで、さらには外国人として初めての受賞だそうです。
木村先生は台湾と20年ほど関係があり、旧台湾総督府本庁舎、旧台湾総督官邸、旧台湾総督府鉄道部庁舎、国立台湾博物館本館
などの修復に関わられました。また、修復に携わろうとする建築家や職人の研修事業などに協力されてきました。
その間、研究室の学生たちもこれに参加し、専門分野の学習を深めるとともに国際交流を体験しました。
表彰式は9月中旬に台湾中部の台中にある文化資産局(日本の文化庁に相当)で行われる予定です。
国立台北藝術大学にておこなわれた壁塗(洋風漆喰壁・伝統土壁)の研修会
旧台湾総督府鉄道部庁舎修復における石盤屋根(復原)の研修会
修復に参加した建物:日本統治時代の1919年に台湾総督府本庁舎として建築され、現在も台湾総統府として現役
修復のための調査に参加した建物:日本統治時代の1901年に台湾総督官邸として建築され、現在も台北賓館(台湾政府の迎賓館)として現役