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とじる

「他者理解を育むききがきワークショップ」の成果物「ききがき冊子」を制作しました

2024.12.02 お知らせ

 

今年の6月と7月に行われた「他者理解を育むききがきワークショップ」で、参加者それぞれが1人の言葉に向き合い、ありのままの言葉を材料に文章としてまとめた【ききがき冊子】を制作しました。

“聞き書き”とは、語り⼿の話した⾔葉をそのまま書き留め、語り⼿が⽬の前で話しているかのような⽂章としてまとめる⼿法です。ワークショップでは、聞き書きを通して、デザイン思考で最も大切とされる「他者理解」や「共感力」を実践的に学びました。

完成した冊子は、聞き書きの情報をもとに他のインタビュー記事のようにキレイにまとめられたものではなく、実際に長岡市内の企業で働いている人が語ってくれた企業に対する想いや普段の仕事の様子をありのまま表現しており、インターネットサイトや広報誌では見えてこない企業の魅力が伝わってくる内容になっています。

冊子は12月2日からミライエ長岡3階の互尊文庫にて特別展示されます。特別展示終了後も閲覧可能ですので、お立寄りの際には,長岡の企業で働く一人ひとりの物語をご覧になってください。

制作に携わった方々からのコメント

構成・編集者 大学院 造形研究科 板垣順平准教授

先日、実施された冊子のお披露目会では、ワークショップに参加いただいた企業の方々から「もっと上手く話せたらよかった」、「全然話がまとまらなくて申し訳ない」といった感想やコメントをいただきましたが、逆にそれが面白いんです。今回の取り組みはデザイン思考の共感や他者理解にも通じる内容となっているので,多くの人に見てもらえればと思います。

編集協力者 長岡市商工部産業イノベーション課 佐々木茉歩さん

このワークショップは、参加者が市内企業の社員と対話し、企業を知るだけでなく、自分視点で冊子を作成・発信することを目指しました。語り手の言葉をありのままに書き起こす「聞き書き」の手法を用いたからこそ、読み手にまで温かさが伝わる冊子ができたと思います。ききがき冊子を通して、長岡で働く人や企業の魅力が伝わったら嬉しいです。

ききがき冊子はJSPS科研費JP22K12684の助成を受けたものです。