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「伝え方を学び 会社を変える」企業向けデザイン講座を開催!

2025.03.04 お知らせ

この度、社会人のリカレント教育の一環として、アクシアル リテイリンググループ(以下「アクシアル」という。)様を対象に、長岡造形大学デザイン学科 吉川賢一郎 准教授 が講師を務める「デザイン講座」の最終回(第8回目)を、ミライエ長岡を会場に開催しました。

冒頭、アクシアル リテイリング株式会社 代表取締役社長・CEO 原和彦 様、本学 平山育男 学長からの挨拶のあと、講師の吉川准教授が、本講座の目的やこれまでの取組内容等を、報道機関等を含む参加者に説明しました。

第8回目の講座では、
これまでに学んだ基礎知識やデザインの言語化や伝達のスキルを活かし、商品(題材:牛乳パック)そのもののブランドコンセプトの構築からパッケージデザインの完成までを取り組みました。通常業務で実際に、マーチャンダイザー、バイヤー、デザイナー等として勤務している社員各々が、提案・発表を行いました。
本講座のねらいであった、「デザインに対する考え方を深めることで、視点を再発見し、価値を生み出すデザインの善し悪しを判断するための“ものさし”を作る」ことを体感した受講生。本質をしっかりと見極める中で、十人十色の様々なアイデアに溢れました。

■受講者のコメント
・この形はこういうもの!という固定概念を覆す面白い講座でした。
・自由度がある分難しかったが、受講者の分だけアイデアがあり、自分では到底思いつかないものが見れてよかったです。
・楽しくも難しかった。1人でアイデアを出して、それを具現化するのはなかなか大変でした。

■吉川准教授のコメント
牛乳パックの中身にとらわれず、「こんな商品があったらいいのに」といった新しい価値や意外性のあるものを、楽しみながら本気で考えてくれました。この講座を通して、発表者のアイデアについて、原社長を交えて、受講者の皆さんと議論したことで、社内におけるコミュニケーションの重要性を再認識しました。

本学では、今後も、地域の企業等がデザインの考え方を学び、商品やサービスの向上・改善、組織や業務の見直しにつながる講座を提供してまいります。

 

<本講座の概要・特徴>
・「デザインが持つ特性は、色や形だけではなく、様々な分野における企画・立案時等の発想・展開において、有効な手段である」ということを学び、個々のスキルアップを図るもの。
・本講座での「デザインの言語化」を体験する過程において、活発なコミュニケーションが生まれ、業務の仕組にも変化が起きる。
・理論よりもむしろ「実践重視」で、デザインのしくみや原理原則を理解するための講義とワークショップを様々な視点から展開。
・都度、受講者からのフィードバックを受けることで、それぞれの理解度や新たに学びたいこと等を元に、次回の講座内容を計画。企業に寄り添い組み立てることで、企業独自の課題解決につながる内容で実施。


アクシアル様向けデザイン講座の概要(全8回) 受講者数16名
〇第1回「デザインとは?」 ~デザイン業務の問題や課題を見つけ出し、共有するワークショップ~(講師:吉川賢一郎准教授)
〇第2回「構図とバランス 基礎編」 ~画面構成ワークショップ~(講師:吉川賢一郎准教授)
〇第3回「色彩の基礎」 ~味覚イメージ表現ワークショップ~(講師:鈴木均治教授)
〇第4回「色彩の基礎 応用編」 ~味覚イメージ表現ワークショップ~(講師:鈴木均治教授)
〇第5回「タイポグラフィの基礎」 ~視覚調整と文字間調整ワークショップ~(講師:吉川賢一郎准教授)
〇第6回「写真の基礎」 ~商品撮影ワークショップ~(講師:若子jet助教)
〇第7回「伝えるから伝わるへ」 ~デザインの言語化ワークショップ~(講師:吉川賢一郎准教授)
〇第8回「もしもこんな商品があったら?」~総合デザインワークショップ~(講師:吉川賢一郎准教授)

※講座内容は、第1回に実施したディスカッションを元に決定しました。