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「第12回POLUS-ポラス- 学生・建築デザインコンペティション」でUJ賞を受賞しました!

2025.08.06 受賞情報

本学 建築・環境デザイン学科3年の中田 梨乃さん・中谷 さくらさんが、「第12回POLUS-ポラス- 学生・建築デザインコンペティション」において、UJ賞を受賞しました。

第12回POLUS-ポラス- 学生・建築デザインコンペティション

コンペテーマ:「❝t軸❞の家/家々」

受賞名:「UJ賞」
作品タイトル:「崩れる家」
入賞者:
中田 梨乃(建築・環境デザイン学科 3年)
中谷 さくら(建築・環境デザイン学科 3年)

コンペティション特設サイト

コンペテーマ

“t軸”の家/家々

20世紀の、いわゆる東西問題や南北問題。これらの言葉に代表される地球規模での社会分断を経験した前世紀の世界にとって、いかに地理的条件を乗り越えて人類共通の理念に至ることができるかは、最も大きな共有課題でありました。それは建築の世界に置き換えれば「空間の普遍性」の追求の時代であった、と言って良いでしょう。

21世紀に入って四半世紀が経とうとしている現在、「空間の問題」はもちろん解決され切ったわけではありませんが、それだけでは正しく世界の問題に応じられているようには思えません。具体的に言えば、待ったなしの環境問題が突きつける「“将来”にわたって持続的な環境を維持できるか?」といったサステナビリティの問題。それは「空間(x-y-z)」だけでは解決できない、未来への先行きを含んだ「時間(t)の問題」なのでしょう。

たくさんの環境についての提言や技術は、すでに世の中に出回っていますが、どうも何か禁欲的で、喜んでそれに取り組もうとは、皆が思えていない現状もあります。そんな状況下ですから、サステナブルな未来に向かって、喜びを持って向き合える家やその集合のあり方を、具体的かつ実際的に、新しい建築家であるみなさんに提案してもらいたいと思います。

それはきっと、従来の「x-y-z空間」の思考の枠組みを超えて、「t軸(時間軸)」までをも取り込んだ姿である筈です。全く新しく、そして喜びのある、家や家々をデザインしてください。