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本学学生へのインタビューが紹介された書籍が発刊されました!

2022.12.12 お知らせ

本学学生の鈴木悠さん(視覚デザイン・4年)へのインタビューが紹介された書籍、「隣の聞き取れないひと APD/LiDをめぐる聴き取りの記録 」が発刊されました!

「隣の聞き取れないひと APD/LiDをめぐる聴き取りの記録 」は、聴覚情報処理障害(APD)の当事者の生きづらさやリアルな声を追いかけたノンフィクションのルポルタージュです。
インタビューを受けた鈴木悠さんは、「聞こえているのに、聞き取れない」という、APDをテーマにしたCM作品をグループで制作し、「第18回ACジャパン広告学生賞」を2022年に受賞しました。(受賞の記事はこちら
書籍の中では、鈴木さんがCM制作の中で感じた苦労や悩み、思いなどが語られています。

ぜひ、ご一読ください。

書籍情報

発売日:2022年12月12日
著者:五十嵐大

  • 第一章 聞こえるのに、聞き取れない
    「自分が悪いんやな」と思っていた/失われていく居場所/うちの子を障害者にしないで/障害って、なんだろう/etc
  • 第二章 治療法がないなかで
    感じの悪い美容師/子どもには同じ思いをさせたくない/研究者の葛藤/APD児を育てる親の会/「配慮」があれば、それでよいのか?/両親は死んだと思っていた/etc
  • 第三章 「名前がつく」ということ
    ぼくの世界がひらけたとき/布団のなかでひとり泣いた日/保護者への手紙/社会って、あんまりやさしくない/etc
  • 第四章 社会に働きかける当事者
    「共感」だけで終わらせたくない/ユーチューバーになったわけ/出版社から声がかかるまで/当事者のジレンマ/etc
  • 第五章 当事者の隣で
    第一人者の20年/NHKの担当者/「あ、ごめん」はいらない/社会が変わる姿を見せていきたい/テクノロジーだけでは足りない/「障害」と「困難」


※鈴木さんへのインタビューは、第五章「「あ、ごめん」はいらない」に紹介されています。

書籍紹介文(HPより引用)

みんなの言葉が、聞こえるのに聞き取れない。
ずっと、自分が悪いんだろうなと思っていた。

ある晩、著者のもとに一通のメッセージが届く。
「APDで悩む当事者たちのことを書いてくれませんか?」

聴力には異常がないにもかかわらず、うるさい場所や複数人が集まる場などでは相手の言葉が聞き取れなくなってしまう――。「APD/LiD」と呼ばれ近年注目を集める、この目に見えない困難について、自身もマイノリティ経験を持つ著者が当事者や支援者、研究者やメディア等へ丁寧な聴き取りを行い、「誰一人取り残さない社会」の実現に向けて社会に求められる変化を問う。渾身のノンフィクション。