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【地域協創演習】ラオス不発弾汚染地域における持続可能な商品開発を目指したChampayayam projectを実施しました!

2024.11.07 地域連携

東南アジアに位置するラオス人民民主共和国はアジア最貧国の一つとされ、特に北部にあるシェンクアン県は、ベトナム戦争時代の不発弾汚染による農地不足が影響し、生活水準は極めて厳しい状況にあります。一方、2019年にはジャール平原が世界遺産に登録されるなど、観光客の増加とインフラの発展が期待されています。
本学では2022年からJICA草の根技術協力事業として「デザインプロセスを活用した持続的な観光商品の開発及び質向上プロジェクト」を実施し、当該地域のハチミツや伝統的な手織物、茶葉などの資源を住民が自ら商品化し、観光客に販売する取り組みを支援しています。

2024年9月には地域協創演習「ラオス不発弾汚染地域における持続可能な商品開発を目指したChampayayam project」を実施。学生5人がラオスに2週間滞在し、地域資源を活用した観光商品の開発とデザインプロセスの普及活動を行なっているプロジェクトに参画し、活動対象集落でのフィールドワークや現地政府機関関係者や集落住民との交流を通して、持続可能な観光商品の開発に取り組みました。

学生たちは活動対象集落においてフィールドワークを行いながら不発弾汚染や森林伐採などの社会問題の現状を理解し、国際協力におけるデザインの活用方法について考えをまとめたうえで、ラオスの地域資源を活用した観光客向けの観光商品や商品の広報ツール等を提案し、現地の展示会にて展示を行いました。

 

参加学生のコメント

建築・環境デザイン学科4年 澤幡 奈津さん
展示会のコンテンツを考えるだけでなく、自分がやってみたいことを実践できたことがとても良かったです。アップサイクルヘアターバンを使ったワークショップでは、村の人たちと多くコミュニケーションをとることができました。

建築・環境デザイン学科3年 斉藤 愛佳さん
小学校で布に絵を描きボタンを作るwsを行いました。初めて絵の具を使うという現地の子供たちの持つアイデアや色彩感覚に新しい発見が沢山ありました。プロジェクトからもデザインと社会の関わりについても多くのことを学びました。

建築・環境デザイン学科3年 土岐 萌々香さん
私が準備したものとして、展示会に訪れた方達にポンサヴァンおすすめの場所を書いても らうポストイット形式のマップを作成しました。言語は違っても、マップを指差しながら会 話のきっかけ作りができたことはとても嬉しかったです。

デザイン学科2年 笹木 瑞希さん
ラオスでの展示会ではフライヤーの作成を担当しました。展示会期間中には、現地の方々や観光で訪れた方々と直接関わることができ文化交流の機会にも恵まれて学びの多い経験となりました。

デザイン学科2年 野月 あすみさん
⾃分がやってみたかった体験型展示で商品に込められたストーリーを伝えること、商品の新パッケージ考案など、少しでも村の⽅々の役に⽴つための種まきができたことはとても嬉しく良い経験になりました。

 

活動の様子はJICAホームページでも紹介されています。