令和8年度後期 特別講義(デザイン学科)のお知らせ
地域・市民の方々と大学の交流を目的として、本学では公開講座・講義を実施しています。
この度、「特別講義(デザイン学科)」、「特別講義(建築・環境デザイン学科)」への学外からの一般受講生を募集いたします。
「特別講義(デザイン学科)」は、デザインの各分野において実践的に活躍し、豊富な造形活動の経験と表現作品への深い造詣を持つ作家を講師として本学に招く、全5回の授業です。
講師・講義テーマ一覧
2026年9月25日(金)
未来を描く – 観察と思考の道具としてのスケッチ
山中 俊治(東京大学 特別教授)
CADとAIの普及によって、いわゆるプレゼンテーションのためのレンダリングは人の手を離れつつあります。そのような中で手描きのスケッチの、クリエーションの道具としての役割はかえって鮮明になってきています。
本講義では、物事の本質を理解し、曖昧な予感を純化し明快な形に結晶化させるスケッチワークを学びます。山中と一緒に絵を描く時間を楽しんでください。
2026年10月16日(金)
デザインマネジメントの可能性
松本 有(株式会社フォルム 代表取締役社長)
デザインマネジメントは、製品開発から市場調査、コンセプト立案、設計、製造、販売、製品のライフサイクル全体を見据えた戦略立案まで、幅広い領域を包括します。社会に新たな価値を生み出す、デザインマネジメントの可能性を感じてください。
2026年11月20日(金)
「思考の土壌」を耕すデザイン ——「問い」をひらき、共有する実践
川上 典李子(デザインジャーナリスト、21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトディレクター)
デザインは、 複雑化する現代社会を思考するための基礎となる、重要な力を備えています。本講義では、デザイナーへの取材や展覧会企画の現場から得られた視点や、活動20年目を迎えた施設「21_21 DESIGN SIGHT」における近年のプログラムを事例として紹介します。「問い」を社会と共有するためのプラットフォームとして、デザインが果たす役割とその可能性について、考えてみたいと思います。
展覧会ポスターデザイン。左より、SPREAD、田中義久(原画:田島征三)、田部井美奈。
2026年11月27日(金)
写真表現と写真生活
白井 里実(写真作家)
あなたにとって「写真」とは何でしょうか?
写真の用途や表現は多岐にわたり、世界中の文化や社会、歴史、商業、そして人々の日常や記憶に深く染み渡っています。写真を通じて社会や人と多層的に対話できることが、現代の写真の面白さであり、大きな可能性だと感じています。
私は美大時代から現在まで、作品制作や展覧会、撮影・プリント仕事、ニューヨークでの活動など、常に写真と共に歩んできました。今回はその実践をスライドと学内での作品展示で、また女性・母親としてのライフ&ワークバランスの視点も交えてご紹介します。どなたにとっても写真との関わりを多角的に捉え直すきっかけになれば幸いです。
2026年12月11日(金)
共創メディアのデザイン
本多 達也(富士通株式会社/共創メディアデザイナー)
音を振動と光に変換するアクセサリー型の装置「Ontenna(オンテナ)」、駅の環境音をオノマトペや手話でリアルタイムに表示する「エキマトペ」、自分の目を取り出して見たり、相手と交換したりできるアイケア体験装置「POCOME」など、ろう・難聴者と共創する中で生まれた「共創メディア」という考え方についてお話させていただきます。































21_21 DESIGN SIGHT企画展「デザインの先生」会場風景(2025年) 撮影:木奥恵三、Photo courtesy: 21_21 DESIGN SIGHT









