近くのリポート[文具館タキザワ]|NID学生企画
竹中 実玖(視覚デザイン学科1年)、荒木 里利伽(視覚デザイン学科1年)、川俣 直子(視覚デザイン学科4年)
長岡造形大学の近隣には、多くのお店や美術館・公共施設があります。大学生活がより想像できるように、学生が取材をしてきました。第一弾として、課題制作などでお世話になることも多い「文具館タキザワ」にお話を伺ってきました。
文具館タキザワとは
新潟県内に6店舗ある、文具・雑貨のお店。長岡店は長岡造形大学から徒歩5分ほどの場所にあります。詳しくは文具館タキザワのウェブサイトをご覧ください。
文房具のたのしさ
Q 文具館さんではどんなお客様が多いですか
幅広い年代の方に来ていただいています。平日に関してはお仕事されている法人のお客様、ご年配のお客様、あとは近隣の長岡造形大学の学生さんが基本的に多いです。土日に関しては親子連れでのお客様や、車で移動するようなご家族、高校生など自転車で来られる範囲のお客様が多いです。
Q 特に大学生がよく買う商品は?
長岡店に関しては、長岡造形大学さんがすぐ近くなので、絵の具、のりパネのパネル類、あとはバラ売りの用紙などを買いに来られる方がすごく多いですね。あと、一般のお客様だとやっぱり文房具の好きな方、雑貨の好きな方がゆっくり見に来られることが多いです。
Q 大学生に使ってほしい商品やお勧めのものはありますか
今まで使ったことがない筆記具とか文房具を一回試してもらいたいなっていうのはあります。ウチとしてはやっぱり万年筆とか、普段使うかどうか分からないような文房具を使ってみることをお勧めします。長岡造形大学の学生さんだと万年筆で絵を描いたりする方もいると結構聞きますが、新しい使い方ということで、今だと万年筆のインク、ボトルインクっていうのがものすごい色数が出ています。それこそ、絵の具のような色の使いかたができたり、お化粧・香水の瓶みたいな感じで様々な見せ方もできたりして、趣味としても使うだけじゃなくて集める楽しさみたいな感じで買われている方も最近は多いですね。
展示スペースも無料で貸し出し
Q 2階のスペースはどのように使われていますか
いまは、ワークショップをされている彫紙アートのかたの作品を飾らせてもらっています。他には、今まで陶芸家の方や、一般のステンドグラスを作られている方々が、展示するスペースとして使っています。展示する機会がコロナ禍で減ったということもあったので、無料で貸し出しをして作品展示をする場所としてご使用いただいています。あとは新商品とかうちの文房具のネタですね、消しゴムの成り立ちだとか、鉛筆削りの削り試しなど、そういうサンプルを置いて体験してもらうコーナーで使っています。
Q 展示はどれくらいの頻度で変えていますか
一応1ヶ月に一回くらいで、展示期間に関してはご希望の方と相談して1ヶ月半だったり2週間だったりっていう感じで一応スパンを決めています。なのでご希望に合わせてですかね。
ベーシックアンドエキサイティング
Q とても多くの商品がありますが、品揃えにこだわりや特徴はありますか?
こだわりとしては、うちの文具館タキザワのコンセプトが「Basic and Exciting」っていうのがあって、Basicっていうのは基本的にホームセンターや一般の文房具屋さんで買える文房具、普段使うもの。Excitingっていうのは、ちょっとこだわってたり、その辺で売っていないワクワクするようなものっていうコンセプトです。品揃えではそれを目指してやってますね。
Q 接客ではどのようなことを意識されていますか
接客はとにかくお客様に寄り添った接客ができるようにスタッフが気を付けています。お探しものだったり、あるか分からないけれどこういうのが欲しいだったり、プレゼントをしたいんだけれど、どういうのがいいですかっていう、ちょっとしたことだったりしても、「こういうのはどうですか」と提案ができるように意識しています。
新潟の名産インク?
Q 最後に今イチオシの商品を教えてください
いま一押しは、ボトルインク!万年筆のボトルインクが本当にたくさん出ています。試し書きもできるようにインクを開けています。なので、書き試し、書き比べをしてもらえるっていうのがイチオシですかね。「雪彩」っていううちのオリジナルのボトルインクを作っているんですけど、新色3色が発売になります。今まで10色出ているんですが、新潟県の特産品とか名物をモチーフにした万年筆のインクを作っていて、米袋の包みに入っているものがそうなんですけど、日本海とか笹団子、信濃川など、そういう名前をイメージした色のボトルインクを作っているので、そこもイチオシですね。