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産学連携プロジェクトで商品化候補企画を選出しました

2023.10.26 活動実績

株式会社DINOS CORPORATION様(外部リンク)、デザインカンパニー・株式会社IKASAS DESIGN様(外部リンク)とともに今年6月からスタートした、地域協創演習「目指せ商品化」プロジェクト(プロダクトデザインに関する産学連携プロジェクト)において、学生によるデザイン企画のプレゼンテーションが10月23日に本学にて行われ、通販ブランド「ディノス」(外部リンク)での商品化候補として5つの企画が選出されました。

地域協創演習「目指せ商品化」プロジェクトは、現役デザイナーの指導のもと、価格やターゲット、素材や構造、品質など、様々な制約が重なる商業ベースでのものづくりを行い、それが実際にお客様の手元に届くまでの流れを経験することで、学生のクリエイティビティと、社会に出てから企業に求められることのギャップを縮め、実践ですぐに活躍できるプロダクトデザイナー人材の育成を目指しています。
さらに地域とのつながりもテーマとして掲げ、新潟県内で生産・産出される素材の採用や、地元メーカーでの試作・生産が可能であることを前提に、天井突っ張り機能を取り入れた「衣類収納」もしくは「玄関収納」の企画を課題として取り組みました。

DINOS CORPORATION様、IKASAS DESIGN様、県内の連携企業であるホクリク総業様(外部リンク)の関係者が出席する中、本学プロダクトデザイン学科(現デザイン学科)学生14名が第1フェーズで取り組んだ自らのアイデアをプレゼンテーションし、ディノスでの商品化候補の企画として5つのデザイン案が選出されました。

今後、選出された5つの企画は、11月以降、本プロジェクトの第2フェーズにおいて、IKASAS DESIGN様、DINOS CORPORATION様、新潟県内メーカー様の協業により、販売に向けたデザインの最終調整や試作、プロモーション立案等を進めていく予定であり、希望により学生も参画します。

ディノスでの商品化候補に選出されたデザイン企画

  • 『玄関に隠せるひっかけ収納』…プロダクトデザイン学科3 年 岩根 未奈
  • 『第二のクローゼットとなる突っ張り衣類収納』…プロダクトデザイン学科3 年 喜多川 百華
  • 『姿見鏡 × スリッパ収納』…プロダクトデザイン学科3 年 松倉 魅美
  • 『突っ張りネットラック』…プロダクトデザイン学科3 年 村井 友
  • 『飾る人のためのラダーラック』…プロダクトデザイン学科2 年 齋藤 千賀

参加企業担当者様のコメント

皆さんのご提案に当社も良い刺激をいただいたと感じており、感謝申し上げたい。作品を考える中でお客様のニーズと不満点と合わせて、どう解消すればいいのか試行錯誤した今回の経験が、社会へ出た時の何らかの糧になればと思う。

株式会社DINOS CORPORATION 家具・収納部 部長 岩崎 光史様

 

本プロジェクトと他産学連携プロジェクトとの違いは、主題がクライアントであるディノス様側にあるということ。ディノス様のニーズに対し、いかに自身のクリエイティビティを発揮できるかが勝負となる。学生の皆さんがデザイナーになった時、様々な制約を乗り越え、自分の想いやアイデアを製品化に結び付られるのかが仕事となる。

株式会社IKASAS DESIGN 代表取締役社長 村上 周平様

参加学生のコメント

  • クライアントの要望や、細かい部分の構造、コスト面まで考えることが難しかった。
  • 通販としてのウリを考えながらアイデアを展開するのが楽しかった。貴重な経験ができた。
  • 最後まで紆余曲折ありながら食らいついて出したアイデアだったので、選ばれて嬉しい。最終プレゼンのギリギリまで頑張ってやっと選ばれたので、その勢いを残して最後まで頑張りたい。

指導教員のコメント

今回のプロジェクトは、「産学連携をきれいにまとめる」ではなく「実際に売れる」を目標にすることを企業様と大学であらかじめ申し合わせてスタートした。参加した学生たちは、アイデア展開するうえで普段の課題制作とは異なる視点からのアドバイスを受け、戸惑いながらもプレゼンテーションに臨んだ。

実際のデザインの現場では、“売れない”“作れない”に直面することは多く、その中でデザイナーは何をすべきか、このプロジェクトで学生たちに少しでも学んでもらえたのなら、今回やった意味があったと思っている。

商品化候補に選出された学生も今回は選出されなかった学生も、このプロジェクトでたくさんのアイデアの種を手にしたことと思う。この種を大事に育てていくことが、今後のデザイナーとしての人生に資すると信じている。

ご協力いただいた企業様には常に真剣に学生に向き合っていただいた。こころよりお礼申し上げたい。

デザイン学科 准教授 金澤 孝和

これまでの授業

2023.6.22

地域協創演習として総合通販大手DINOS CORPORATION様、デザインカンパニーIKASAS DESIGN様との産学連携プロジェクトがスタートしました。
このプロジェクトでは実際の生活者ニーズに寄り添った売れるものづくりができるプロダクトデザイナー育成を目的として、本学でプロダクトデザインを学ぶ学生が企画からデザイン、製造、販売に至るまでを学びます。来年春には実際に通販のディノスオンラインショップで販売されるかもしれません。

商品化にはホクリク総業様(三条市)の協力を得て新潟県内の工場にて製造することが条件。
未来に向けた地元のモノづくりの活性化を目指していきます。

2023.7.6

地域協創演習 目指せ商品化 2回目のレポートです。

本日は学生を3グループに分け、学生のコンセプト、アイデアに対して、DINOS CORPORATION様、 IKASAS DESIGN様、ホクリク総業様のご担当者様から「MD(マーチャンダイザー)」、「デザイナー」、「生産管理」それぞれの立場でのアドバイスをいただきました。

短い時間でローテーションしながらでしたが、学生が自ら積極的にアドバイスを請う姿勢が印象的でした。
商品化に向けて、真剣勝負です!

2023.7.14

地域協創演習_目指せ商品化 3回目のレポートです。

今回は、学生のアイデアを個別にアドバイス。
アドバイスしているのは、IKASAS DESIGN様のデザイナーです。
実は本学の卒業生でもあります。

2023.7.27

地域協創演習_目指せ商品化レポート 番外編。
IKASAS DESIGN様がこれまでの軌跡を動画にまとめてくださいました。
売れる商品を生み出すためには製造の過程を理解することも大切です。
学生たちはこれから夏休みに入ります。次のチェックが楽しみです。

地域協創演習 目指せ商品化レポート番外編 (1分56秒)

2023.10.23 授業の最終プレゼン

DINOS CORPORATION様、IKASAS DESIGN様、ホクリク総業様の関係者が出席する中、学生14名がアイデアのプレゼンテーションを行いました。
ディノスでの商品化候補の企画として5つのデザイン案が選出されました。(記事の前半で紹介のとおり)

これで第1フェーズが終了です。

これから

選出された5つの企画を元に、11月以降、本プロジェクトの第2フェーズに入ります。
IKASAS DESIGN様、DINOS CORPORATION様、新潟県内メーカー様の協業により、販売に向けたデザインの最終調整や試作、プロモーション立案等を進めていく予定です。
授業は終わりましたが、アイデアが選ばれた学生は、希望により引き続きプロジェクトに参画します。