大学院 大学院の目的
本大学院は、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめるとともに、新たな価値を創造するための卓越した能力を培い、もって文化の進展に寄与することを目的とします。
教育の目標
1.創造力の育成
造形教育による専門能力の深化に立脚し、理論と応用を踏まえ、新たな価値を創造するための能力を身につけます。
2.統合力の育成
実社会との接点をもち、異なる人・モノ・仕組みを統合し、新たな変革を生み出す統合力を身につけます。
3.問題解決力の育成
問題解決のための多様な思考・手法に基づき、新たな答えを創造する力を身につけます。
修士課程
人材養成等教育研究上の目的
修士課程は、造形分野における研究能力及び専門性を要する職業等に必要な新たな価値を創造するための能力を備えた人材を育成することを目的とします。
修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
長岡造形大学大学院造形研究科造形専攻修士課程においては、以下の条件を満たしたものに対し、「修士(造形)」の学位を授与します。
- 自らの研究領域において、高度な専門能力を修得していること
- 研究に際し、理論と実践の両面から探求していること
- 高い倫理性を備え、社会における自己の責任を自覚していること
- 社会貢献活動や研究成果の発表に意欲的に取り組んでいること
- 広く社会において、問題解決を伴う新たな価値を創造する能力を修得していること
- 所定の年限在学し、所定の単位を修得し、修士論文または特定の課題についての研究の成果の審査及び最終試験に合格すること
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
長岡造形大学大学院造形研究科造形専攻修士課程は、造形における高度な知識・技法の修得に立脚し、社会が求める新たな価値を生み出し、地域から世界まで幅広く貢献できる人間を養成するため、以下のとおり未来創造型実践カリキュラムを編成します。
- 広い視野に立ち専門分野の応用力を発揮するとともに、地域・社会の問題解決及び新たな価値創造を実践する PBL型演習科目を設置する。
- 将来の見通しを持ち、社会での適応力及び自ら歩み出す能力を修得するソーシャルスキル科目を設置する。
- 地域・社会を発表の場と捉え、積極的な演習及び研究の成果発表に取り組む。
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
長岡造形大学大学院造形研究科造形専攻修士課程では、次のような人物を求めます。
- 「社会人基礎力」「構想力」「造形力」の素養を幅広く身に付け、優れた人格を有する者
- 高度な知識・技能の修得に立脚し、地域・社会をフィールドとする実践的な研究への意欲がある者
- ものごとを深く洞察し、新たな創造力により問題解決に当たる意欲がある者
博士(後期)課程
博士(後期)課程の人材養成等教育研究上の目的
博士(後期)課程は、造形分野に関する研究者として自立して研究活動を行う基礎作りを進め、優れた研究能力及び新たな価値を創造するための能力並びに基本となる豊かな学識を備えた有為な人材を育成することを目的とします。
修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
長岡造形大学大学院造形研究科造形専攻博士(後期)課程においては、以下の条件を満たしたものに対し、「博士(造形)」の学位を授与します。
- 自らの研究領域において、高度な専門性と独創的な研究テーマを確立していること
- 社会との連携に意欲的に取り組み、社会貢献に挑戦していること
- 研究領域において、後進を指導・育成できる素養を有していること
- 研究成果の発表において高い成果を上げていること
- 事象の本質を深く探求し、新たな価値を創造できる能力を有していること
- 所定の年限在学し、所定の単位を修得するとともに要件を満たし、博士論文の審査及び最終試験に合格すること
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
長岡造形大学大学院造形研究科造形専攻博士(後期)課程は、デザインに関する研究者として自立するための優れた研究能力及びデザインの総合的な理解を深めるため、以下のとおり未来創造型実践カリキュラムを編成し高度な研究に取り組みます。
- PBL型演習科目を通して、専門家の観点から地域・社会の問題解決及び新たな価値創造を実践する。
- 国際的な視野に立ち、外国語による表現や発表を積極的に行う。
- 造形理論の実習を主体に、多角的見地からデザイン研究を行う。
入学者受入れの方針(アドミッションポリシー)
長岡造形大学大学院造形研究科造形専攻博士(後期)課程では、次のような人物を求めます。
デザインの領域を総合的に理解し、地域及び国際社会とのつながりを視野に入れた自立した研究者となるための能力と研究意欲がある者
大学院の構成
造形研究科 造形専攻
課程 | 領域 | 概要 |
---|---|---|
修士課程 修士課程は、造形分野における研究能力及び専門性を要する職業等に必要な新たな価値を創造するための能力を備えた人材を育成することを目的とします。 |
プロダクトデザイン | 人間の生活に関わる道具としてのプロダクト製品の企画開発から使用、廃棄までの全プロセスを踏まえて、デザインの側面からの論理的、実践的方法論について探求します。 |
視覚デザイン | 多様な情報メディアにおける視覚伝達の技術を学ぶとともに、人間社会における視覚コミュニケーションの本質を探求します。 | |
美術・工芸 | 金属・ガラスなどを主材料とする工芸領域及び、絵画・彫刻を中心とする美術領域の素材、造形手法、創作表現の可能性について実践的に探求します。 | |
建築・環境デザイン | 建築計画、都市計画、地域計画、防災計画、ランドスケープ計画、環境文化財保全に及ぶ幅広い視点に立ち、実践的方法論とその応用について探求します。 | |
イノベーションデザイン | デザイン思考に立脚し、イノベーションを構想・実現するための実践的手法を探求します。 | |
博士(後期)課程 博士(後期)課程は、造形分野に関する研究者として自立して研究活動を行う基礎作りを進め、優れた研究能力及び新たな価値を創造するための能力並びに基本となる豊かな学識を備えた有為な人材を育成することを目的とします。 |
造形理論 | プロダクトデザイン、視覚デザイン、美術・工芸、建築・環境デザイン、イノベーションデザインのそれぞれの専門分野を切り口として、人間を中心軸においた造形理論を構築することを目指します。 |