大学院 イノベーター育成プログラム(いのプロ)
目次
長岡市×長岡造形大学大学院イノベーター育成プログラム(いのプロ)とは?
長岡造形大学では
デザインによる地域の課題解決をはじめ
地域に求められる人材の育成に取り組んできた経験や
これまでに培ってきた研究成果
そして地域との関わりをもとに
長岡市と連携して
地域おこし協力隊員を大学院生として受け入れ
地域で活躍できる人財を育成し
地域の課題解決を目指す
長岡市×長岡造形大学大学院イノベーター育成プログラム(いのプロ)
を2020年から実施しています。

いのプロは
地域で自身のやりたいことに全力でチャレンジしたい!
地域課題の解決に取り組んでみたい!
自分自身や他の誰かを幸せにしたい!
という想いがありながらも
実践経験や専門知識が少なくアクションを起こせずにいる者が
長岡造形大学大学院の修士課程イノベーションデザイン領域に在学し
現役の大学院生としてデザイン思考やデザインのスキルを学びながら研究を行い
長岡市の地域おこし協力隊員としてその研究の成果を活動に生かしながら
自己実現や地域課題の解決を目指すプログラムです。

“大学院生”と“地域おこし協力隊員”を両立する「半学半域型」の仕組み
いのプロでは
大学院生としての研究と
地域おこし協力隊員としての活動の両立を図るために
週3日の勤務とする「半学半域型」の地域おこし協力隊制度を長岡市が導入し
長岡造形大学が隊員の募集や活動支援,研究指導等を行っています。
このような仕組みは
自治体と大学が同一市内にある地域要件をはじめ
大学が培ってきた地域の課題解決に必要な知見や研究成果
地域との繋がりによって実現できています。

いのプロの5つの特徴と魅力

学びを活動に生かす
実務経験が少ない者でも大学院で得たデザインのスキルや知見を,地域おこし協力隊の活動にすぐに生かすことができます。

多様な協力者の存在
研究と活動の場所が長岡市内であるため,大学や自治体,企業や市民団体など多種多様な活動支援を受けることができます。

自己実現と自身の成長
自身がチャレンジしたいことに,研究と活動の二つの視点で取り組み,地域の課題解決を目指すとともに自身のキャリアパス(修士号の取得)に繋げます。

報酬や活動費の支給
月々の報酬(お給料)や活動に必要な経費が自治体より支給されるため,高い意欲と責任感をもって様々な活動にチャレンジできます。

研究と活動の拠点
長岡の中心市街地内にあるミライエ長岡のイノベーションサロンを利用することができます。
“研究”と“活動”を行き来するラーニングプロセスの実践
いのプロではモノやコト,シクミ,バ,カンガエカタなど
あらゆるものをデザインの対象としています。
自身がやりたいことや取り組んでみたいことを「デザインすること」と捉え
それを起点としながら試行と検証の反復プロセス
(=未知の領域から逆算しながら活動を進める方法)
を繰り返しながら地域課題の解決を目指す
Design Based Learning(DBL)のプロセスを実践しています。
このプロセスの特徴はデザイン思考をもとに
創造力や発想力によって物事を捉えるデザイン(活動)のフェーズと
構想力や探究力によって物事を捉える研究のフェーズの二つに区分されている点にあります。
それぞれのフェーズを行き来するなかで
個々の経験的な知識をはじめ大学院で学んだ新たなデザインスキルや能力を
積極的に活動に生かすことができるようになり
実務経験や専門知識が少ない者でも大学院生としての研究と
地域おこし協力隊員としての活動を通して
自己実現や地域課題の解決に挑戦できるようになります。

プログラムに参加する隊員の紹介とそれぞれの取り組み
五期生
及川 和怜
出身大学・大学院
宮城大学事業構想学群
活動内容
高校生の自発的な地域治動への参画を目指したプロジェクトの企画・実施

六期生
小林 由佳
出身大学・大学院
長岡造形大学造形学部 建築・環境デザイン学科
活動内容
子どものアート作品を用いた場づくりによる地域交流の機会の創出

コーディネーター
板垣 順平
所属領域
大学院造形研究科イノベーションデザイン領域

今後のいのプロの募集について
今後の大学院運営を見据え、本プログラムは現隊員の活動をもって終了することとなりました。
ついては、令和8年度以降のいのプロの募集は行いません。
いのプロに関するお問い合わせ先
地域協創課 chiiki●nagaoka-id.ac.jp
※送信時は●を@に変えて送信してください
長岡市地域おこし協力隊に関するお問い合わせ先
長岡市政策企画課 info●city.nagaoka.lg.jp
※送信時は●を@に変えて送信してください